イエローシーダー(米ヒバ)

アラスカ州、ブリッティッシュコロンビア州の北米西沿岸中~北部に主に分布している。辺材は白から黄白色で、心材は淡い黄色で経年変色し徐々に色が濃くなる。年輪幅は狭いもの(目細材)が多い。木理は通直で、年輪幅は均一、肌目は中程度からやや緻密(目細材)、加工性や材の安定性、ヒノキチオール類似物質が含まれ青森ヒバに似た匂いを発することから、防腐効果・防蟻効果が高いため、木造住宅の水回りや外構材、船舶材などとしての利用価値が高い。曲げ強度や剛性にも優れ、見た目が美しいことから、社寺仏閣、仏像などにも利用される。他にも造作材、建具材など幅広く利用されている。